投資月記:2007年5月

銘柄 元本 口数 購入単価 基準価額 残高 残高比率 損益 利回り
TSP ¥340,000 397,659 ¥8,550.04 ¥8,721 ¥346,798 16.12% ¥6,798 2.00%
さわかみファンド ¥623,277 516,158 ¥12,075.31 ¥18,875 ¥974,248 45.28% ¥350,971 56.31%
トヨタ ¥380,000 234,507 ¥16,204.21 ¥18,083 ¥424,059 19.71% ¥44,059 11.59%
HSBCチャイナ ¥60,000 41,317 ¥14,521.87 ¥36,494 ¥150,782 7.01% ¥90,782 151.30%
HSBCインド ¥60,000 52,332 ¥11,465.26 ¥27,700 ¥144,960 6.74% ¥84,960 141.60%
HSBCブラジル ¥60,000 62,463 ¥9,605.69 ¥14,648 ¥91,496 4.25% ¥31,496 52.49%
HSBCロシア ¥20,000 19,143 ¥10,447.68 ¥10,049 ¥19,237 0.89% ¥-763 -3.82%
合計成績 ¥1,543,277 ¥2,151,580 100.00% ¥608,303 39.42%
確定損益 ¥158,104 ¥158,104
通算 ¥2,309,684 ¥766,407

今月、インデックスファンドTSPとトヨタアセットバンガードの積立が出来ていません。マネックス証券の積立状態で「出来ず」になっていたんで、なんかトラブルかなぁと問い合わせてみたところ「残高不足です」って。うお。HSBCロシアオープンの積立が加わってるから、1万円多く入れとかなあかんかったんやん。アホか、わし。

こりゃいかんなぁと思ってマネックス証券のサイトを久しぶりに巡回してたら、私が積み立てているインデックスファンドTSPもトヨタアセットバンガードも銀行de積立の対応銘柄になってるやん。今は毎月必要な額をMRFに入金して自動積立してたんだけど、これだと入金忘れとか、今回のような残高の勘違いが出てくるわな。銀行経由で積み立てれば、その心配はなくなる。手数料も無料だし。唯一気に入らないのは自動積立と違って積立日の指定が出来ないことだけど、これは諦めるしかないわね。ということで、早速申請の書類を取り寄せ。実際に積立開始までは数ヶ月掛かるだろうけど、それ以降はまた余計な手間が一つ減って楽に投資できるようになりそうです。

話は変わって。

マネーゲームを始めてから、時々投資関係の本を読むようになりました。定番の「金持ち父さん貧乏父さん」も読みました。この本ではラットレースからの脱出を説いていて、私も影響されました。それが実現できたらいいなぁ、と。その実現手段としてマネーゲームをとらえてもいたんですが、落ち着いて計算してみると、このペースではとても間に合わないことにようやく気がつきました。

例えば年間の必要な費用を500万円と仮定して、これを資産からのリターンだけで賄うとします。年利5%で運用出来たとしたら、必要な資金は1億円。こんな金額、今のペースでは貯まる前に人生が先に終わってしまいます。生活費をもっと切り詰めたり運用利回りをもっと良くなるように工夫したとしても、必要な資金は半減もしないでしょう。つまり、今のように収入の余剰金を投資に回しているだけでは、ラットレースからの脱出なんてできっこないんです。なんらかのブレイクスルーを起こさなければ。

ブレイクスルーの方法として考えられるのが起業でしょうか。普通に会社を興す以外にも、アパート・マンション経営とかもありますね。とにかく、借金してレバレッジ効かせてリスクを大きく取ってがむしゃらに働かないとブレイクスルーは起きません。実際、金持ち父さんもそうやってラットレースから脱出したわけですし。普通にやっていたのではダメなんです。

んじゃリスク取ってひと勝負打ってみるかとなるわけですが、それって何かおかしくないか?とも思います。ラットレースからの脱出は、まあいわば生活のために働かなくて済むようにするわけですが、そのための手段としてまずいっぱい働くって。ごく短期間で脱出出来ればいいですが、時間がかかってしまって、結局資産を築けたのは定年のころってんだったら、普通に働いていた方が楽だったんじゃないの、って結果にもなりかねません。年を取ってからを楽に過ごせるのはそれはそれで大切ですが、そのために今の時期を仕事漬けにして犠牲にするのは正直ごめんです。今も今で楽しみたい。

というようなことを考えた結果、私は最近ではセミリタイアを目指すのがいいのかなぁと思ってます。生活のすべてを不労所得から得るには資産規模が大きくないといけませんが、例えば年間の生活費500万円のうち100万円だけを不労所得で得るのならどうでしょう。利回り5%で2000万円あればいいわけですから、ぐっと現実的になります。その結果、働いて得る収入は400万円でいいわけですから、単純には週4日働けばいいわけで、その分余裕が出来るわけです。こうして資産をちょっとずつ増やしながら働く量を減らしていければ理想的ではないだろうかと。

あと、この方法は仕事を完全に辞めてしまわなくてもいいというメリットもあります。仕事は単なる収入を得るための手段としてだけではなく、やりがいとか人脈とか社会との接点とかいろいろな意味があります。ラットレースから抜け出して、海でも眺めながらぼーっと暮らすなら別ですが、社会貢献のためにボランティアに精を出すとかだとしたら働いているのとの違いは気のもちようですしね。

この方法でのセミリタイアの難点は普通のサラリーマンなどの場合はそんな働き方は会社が認めてくれないということ。よっぽど特殊な業種か待遇なら別ですけれど。ワーキングシェアが一般的になればいいんですが、今のところそういう兆しはありませんし。ただ、この点については私はフリーランスなんで特に困りません。自宅で家族と仕事をしてますので、週のうち1日や2日休んでいたところで、仕事をちゃんとやってさえいれば誰にも迷惑を掛けずに済みます。

ということで、ラットレースからの完全脱出ではなく、段階的なセミリタイアを目指したいなぁと思ってます。

(2012/6/21追記)

アーリーリタイヤを目指してというコンテンツを作ってみました。まだ大した内容ではありませんが、よろしければご覧ください。