マンガ図書館Zにはまり中で書いたように、毎日のようにマンガ図書館Zで無料でマンガを読ませてもらってます。ほんとにこうしたサービスを提供していただいてありがとうございます。って、ここで書きたいのは謝辞では無くて。感謝はもちろんしているんですが。
マンガ図書館Zは無料で読む場合は広告が表示されます。サイト上に表示されるだけではなく、マンガを読んでいるときにも数ページおきに広告が表示されます。それ自体は別に構わないんです。人はかすみを食べては生きていけませんから、なんらかの手段で稼がなければなりません。その手段の一つが広告なんですね。だから、作品を読んでる間に広告が表示されること自体は問題ないと思ってます。それがいやなら有料会員になればいいだけわけですしね。ただ、そこに表示される広告がちょっとなぁというものがあるのが今日のお題。
例えば、青春ラブストーリーマンガを胸をキュンキュンさせながら読んでいたとして(そういうのも読むんですよ。別にいいでしょ(笑))、合間に表示される広告が強壮剤で「女房も大満足でっへっへ」とかだったりすると、非常にげんなりするんですよ。
と、ここまで読んだあなたの言いたいことはわかりますよ。「マッチング広告というのがあって、その人の普段の閲覧傾向から広告が選択されてるんだ。つまりエロ広告が表示されるのはお前が普段エロサイトばっかり見てるから。はい論破。俺様大勝利!」ってことですよね。はい、それはわかるんですよ。あなたの大勝利でいいので、もうちょっと話を聞いてもらえませんかね。
コンテンツと広告って、完全に別物では無くて、ある程度合わさって一つのコンテンツを形成していると思うんですよ。だって見てる人にとっては同じところに表示されるわけですから。だからある程度のテイストの統一って必要だと思うんですね。旧来のマスメディアの場合は、マスメディア自身がコンテンツと広告の両方をコントロールできることから、ある程度のテイスト統一は出来ていたと思うんです。ファミリーで視聴するゴールデンタイムの番組には大人向けのエロチックなCMは流れないようになってるわけですね。
でも一方今のネット広告ではそうなっていません。コンテンツ提供者は広告枠を提供するけれど、そこにどんな広告を表示するかはコンテンツ提供者自身は選べません。もちろんやろうと思えば選べるんだけど、現在のネット広告の大半の仕組みでは選べないんですよ。広告プロバイダが大量のプールしている広告から、閲覧者の閲覧傾向など様々な情報から広告を選択して表示している。選択は自動で行われいるので、広告プロバイダ自体もどんな広告が実際に表示されるかは細かくコントロールできるわけでもない。結果、そのコンテンツのテイストに合ってない広告が時には表示されることもあり得ると。
現在のネット広告の仕組み上こうなるのはわかるんですが、果たしてそれでいいのかってわけですよ。結果的に消費者はコンテンツに対して興ざめしてるわけですから。例えば真昼の公園にiPad持っていってホラー映画を観て楽しいかっていうと楽しくないと思いますよね。でも今のネット広告はそれに近しいことが頻繁に起こってるわけですよね。これなんとかならないかなぁと思ったので書き記した次第。