竹熊さんのtwitterから
スランプの時、「今はたまたま調子がよくないが、そのうち回復する」と考えて、さしたる対策をとらずに仕事を続けた結果、ドツボに嵌まってにっちもさっちも行かなくなる事がある。どうやら人間の心理で「自分が1番調子のいい時」をデフォルトの状態として考えてしまうかららしい。
— 竹熊健太郎《地球人》 (@kentaro666) 2011年2月16日
「あの時はうまく出来たのに、何故?」と思うのだがどうにもならない。手塚治虫先生がまさにそういう人で、若い頃の仕事ぶりは、ある作品のネームをやりつつ同時に2誌の雑誌原稿を1ページづつ仕上げていったなど、俄かに信じられない逸話のてんこ盛りである。
— 竹熊健太郎《地球人》 (@kentaro666) 2011年2月16日
手塚神話続き。そういう経験が若いコロコロにあるので、手塚先生は晩年になっても複数の仕事を同時に進める癖を改めなかった。「やればできる」と思っているからだ。しかしどうにもならないで落とす事もしばしばあった。
— 竹熊健太郎《地球人》 (@kentaro666) 2011年2月16日
手塚治虫ほどの天才ではないですが、私自身もスキルで世間を渡ってきた身。
なんというか、一度身についたスキルは衰えないと勝手に思ってたんですね。これまで。
体力的な衰えはもちろんくるだろうけれど、スキルは衰えないんじゃないかと。
一生勉強というのはもちろんそうだし、自分がスキルを維持しても世間は進歩し続けるから相対的に遅れをとるというのはわかってはいます。でも、自分自身のスキル自体は悪くても現状維持を続けると盲目的に思ってた。
でも、最近どうもそうではないらしいなぁというような気がしてきて、これから先の人生をどうやって渡っていこうかと、暗闇で膝抱えてガクブルしている今日この頃です。
まあ、そうは言っても前に進むしか道はないんですけどね。