ChatGPTをはじめとした生成AIが突然の衝撃を与えたのは2022年の後半頃の頃でした。識者の方はいち早く生成AIを使いこなして次世代に進んでいて、一方大半の凡人はAIでなくなる職業はなんだみたいな低レベル議論をいつまでも繰り返している喧噪の中にあったりして、まだまだ混沌とした状況が続いているような気もします。
私はもちろん愚者の方なので、未だに生成AIをどう扱っていいのかよくわからず戸惑っているのですが、最近になってようやく一つ使い方を見つけたなとおもったので書き記してみます。それはChatGPTを使った勉強法。別にChatGPTに限った話ではないので、テキスト生成系のAIなら何でも通じることだと思います。たまたま私が使ったのがChatGPTというだけの話です。
さて、勉強法というとたいそうですが、要は何か知らないことが会ったときにどうやって調べるかという話です。従来ですとGoogle先生にキーワードを入力して質問していました。検索結果に出てきたページを読んで内容を理解するという勉強法ですね。Google検索結果がスパムに汚染されているという問題はありますが、スパムサイトをよけていけば、今でも通用する勉強法です。というか、生成AI以後でもGoogle勉強法は有効です。これで足りる場合には、わざわざ生成AIを使う必要はありません。生成AIに聞いてもいいんですが、ハルシネーションの可能性があるのに聞いても、その内容を吟味するのが大変ですよね。Google検索結果ももちろん嘘サイトが混じってるので、それを見分けなきゃいけないってのあるのですが。
ところでGoogle勉強法って学校の勉強で言えば教科書や参考書をただ読むのと同等なんですよね。もしくは先生の授業を一方的にただ聞いているのと同じ。こうした勉強法で提供される情報は、情報の送り手の都合によって編集・構成されています。それは別に間違っているわけではないのですが、万人に出来るだけ通じるように構成されているため、個々人全てにマッチするとは限らない。要するに教科書を読んだり、授業を聞いたりしただけでは理解できない人が一定数いるわけです。
理解できなかった人は先生に対して質問をします。今のところ分からなかったのでもう一度といえば、先生は先ほどよりもかみ砕いて説明してくれるでしょう。また、生徒の側からわからなかったところを具体的に例に挙げて説明したりすれば、先生の説明はより具体的になるでしょう。こうして質問を繰り返すことで、教科書や授業だけで理解できなかった生徒も理解できるようになるわけです。従来のGoogle先生ではこうした質問が出来ませんでした。一方、ChatGPTをはじめとした生成AIは質問が出来る。ここが画期的な違いかなと思います。
生成AIに対して、あることを知りたくて質問をします。それに対して回答が返ってくるのですが、その回答だけでは十分に理解できない。理解できないポイントについて深掘りして質問を繰り返していくことが出来る。しかも生成AIのすばらしいところは、どんなに質問を繰り返してもいやな顔一つしないところですかね。人間の先生なら途中でしんどくなって邪険になることもありますが、生成AIならそんなことはありません。いつまでも何時まででも延々と質問につきあってくれます。まさに絶対心理安全なChatGPTパイセンで指摘されていたことですね。
ということで、生成AIを使った勉強法として、無限に質問を繰り返せるというところがあるかなという話でした。