好きがある人はステキ

2024/3/15作成

好きなものがある人はステキだよなって話です。

最近はやりの言葉だと「推し」になるのですが、個人的にはこれは「こんなに推してる自分がスゴいでしょ」って自己愛を感じるので、なんか素直には受け取れない感じがするんですよね。また、推しに使ってる時間とお金でマウントを取ってる風潮とかも。どっちも極端な例であって、大半の人は純粋に好きな気持ちで推しているとは思うんですが。メディアに出てくるのって極端な人ですから、どうしてもそういう人が目立ってしまいますけれども。

好きなものを好きというのに、他のものを貶める人はイマイチだなぁと思います。「たけのこの里って美味しいよね」ってただ言えばいいのに、わざわざ「きのこの山なんかとは違って、たけのこの里って美味しいよね」って余計な一言を付け加えてしまう人。ええ、実は私のことですが。でも実際この話法って驚くほど広く使われているように感じます。ただ好きなものを誉めればいいのに、なぜか他のものを貶めることを一緒に言ってしまう。戒めたいと思います。

好きを通り越して依存症になってしまっている場合も問題ですね。アル中の人がいくらお酒が好きなことを語ったとして、まずアル中治そうよとしか思いません。宗教とかで洗脳を受けていれば、本人の主体性はどこにもありません。ただ操られているだけですよね。ということは、自分という主体を保った上で、好きなものに向き合っている姿勢が必要と言うことになる。

こうしていろいろ挙げていくと、全てを満たす人は聖人君子の理想体のようにも思えてきますね。そんな人は滅多にいないのですが、でも兼ね備えた理想体の人の好きについての話って、聞いてるとこちらも幸せになってくるんですよね。例え自分が全く興味がなかったものであったとしても。