リーダーとマネージャーの話

2023/12/6作成

「リーダー」と「マネージャー」を混同してはならない

おおー、なるほど。これはよく理解できる説明。面白い。要するにリーダーというのは組織のトップであり、チームを率いるもの。マネージャーというのは管理する人であると。ソニックガーデンの倉貫さんはマネジメントを「いい感じにする」って言ってますよね。そんな感じか。そして日本の組織ではマネージャーにリーダーの役割も求めてしまうために、マネージャーが疲弊していると。なるほどなるほど。内容については納得したので、以下に自分なりの解釈のための補足を書いてみたいと思います。

まず、リーダーとマネージャーを混同するのも無理が無いというか、一般に日本の会社ではリーダーって言ったら主任級のことですよね。メンバーの中で一番能力と経験がある人。アドバイスしたりとメンバーの面倒はみるけれど、マネジメントまではしない。リーダーの上に係長とか課長とかのマネージャーがいますしね。バイトリーダーって言葉も普通に使われてたりしますし。こんな感じからリーダーというものを解釈してしまっている。

マネージャーってのも理解がイマイチですよね。リンク先にも書かれていますが、マネジメントという組織管理が主な仕事なんだけど、一方でリーダーシップも求められるという。ではマネジメントとは何だというのもいまいち理解が進んでいない。管理とか管理職という言葉から、上から押さえつけることがマネジメントと解釈されていることが多いイメージ。でも多分違うんだろうな。どっちかっていうと運用とかそういう言葉の方がしっくりくるんじゃないだろうか。

一方でマネージャーというと、高校運動部のマネージャーもあったりする。あれ、一般には雑用係であって管理はしてないですよねぇ。そこの矛盾を突いた「もしドラ」ってのもありましたけど。未読なんですが。原典である「マネジメント」も未読ですが。どっちも一度は読んだ方がいいよな。

倉貫さんのいう「いい感じにする」ってのもそうだし、リンク先にあるようにマネジメントはスキルであるということだと、誰か一人がマネージャーを専任でやる必要はないですよね。極端な話、輪番でやってもいいわけで。そう思うとクラスの日直ってもしかしたら輪番制のマネージャーとも言えたりするんじゃないかな。その日1日クラスの運営がスムーズにいくように先生をサポートする役割ですよね。ああでも運動部のマネージャーに近い、雑用係と言えなくもないかな。

ヤフコメに「芸能人のマネージャーも含めるのかよ」ってありましたが、まさにそれもマネジメントですよね。芸能人がうまく仕事が出来るように回すようにスケジュールなどを管理する人。うん。確かにマネージャーだ。

というようにリンク先の記事で言いたいことはわかったのですが、でも日本の社会においてこれらを理解してマネージャーとリーダーという言葉を使っている人はそんなにいませんよね。別にそれが悪いわけではなくて、日本社会では別の意味で言葉が定着してしまっているってことなんですが。なので、マネージャーとリーダーは別ものという説明は理解しつつ、目の前の人がどっちの意味でこれらの言葉を使っているのかは気を付けないといけないのかなと思いました。