免許証,保険証,学生証,マイナカード,キャッシュカード,クレカ,自宅の鍵."全て"が入った財布を落とし,それが親切な人によって交番に届けられた.
— CHARTMAN (@CHARTMANq) November 17, 2023
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財布には"全て"があるので誰のものか判明したが,逆に私には"全て"がないので"その人"であることを証明できないという難解なイベントが発生.
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— CHARTMAN (@CHARTMANq) November 17, 2023
免許証の写真と実際の顔を照合,住所と生年月日,氏名を空で言えることの確認をしてOKでした.
中身を詳細に説明できた点も大事なのかな.
おかえり,"全て".
免許証など身分を証明する書類一式を入れた財布を落としたため、受取時に所有者本人であることを証明するのが大変だったという話。
まあそうなんですよね。極端な話として、服も全部脱がされて裸で放り出されたら、その人が誰であるかというのを証明するのって結構難易度高い。遭難してしまった場合などは歯型とか DNA とかで検査するわけだけども、まさか交番でそんな検査をすることも出来ない。本人確認ってあちことで行われているけれど、意外と脆弱というか、本人以外のものに頼って行われているんですよね。本人とは不可分ではない物質を本人証明に使っているから、その物質を盗まれたときになりすましが容易に行われたりもする。現代ではマイナンバーカードとかスマホとかを本人認証に使うことが増えてきてますしね。この点が個人的にはイヤなので、スマホ認証とかやりたくないんですよね。だからってパスワード認証がベストとも思わないけれども。
本人と不可分な認証という意味では、指紋とか虹彩とかを使用した生体認証がありますが、生体認証は秘密情報が漏洩した際に取り換えが効かないという問題がありますしねぇ。
より一般化すると「何をもって自分が自分であるかと言えるのか」って哲学的課題でもあるけれども、そこまで問題を広げたいわけではなくて。ネット社会では本人自身よりもスマホの方が本人として信用される現状って果たしてどうなのっていう漠然とした疑問なんですよね。だからっていい解決方法もないわけですが。