これは例によって私が自分の経験を元に思いついただけのことを適当に書いているだけの話です。絶対に正しいなんてことはありませんし、過去の話については歴史修正だってツッコミが入るかと思いますが、歴史を修正したいわけでもありません。なんとなくこうかなと思っただけの話です。
という前置きをおいて本題。先日、友達とカラオケに行ったんですよ。友達はバンドリ ガルパの曲を集中的に歌ってたんですね。といっても私はガルパ全然知らないので、説明されてそうなんだと知っただけのことなんですが。一方私は東方Projectのアレンジ曲をひたすら歌ってました。こちらは友達の方はほとんど知識がなかったようなので、私が説明してたんですが。
そしてこのときに思ったのが、オタクの世界も随分と細分化されてきているなぁということです。はい、ここんところが歴史修正ですね。過去にも細分化されていたかもしれません。あくまでも私の感想の話なので、何が正しいかはここでは論じないことにします。私がこういう風に思ってたってことで。
ガルパにしてもですし、東方Projectにしてもですが、何年も続いていますから作品世界が広大に広がっています。これ、今からその世界にはまろうと思っても、なかなか大変なんですよね。
昔はそうではなかった気がします。そもそもアニメにしてもゲームにしても、供給自体がそれほど多くなかった。なんなら放送されてるアニメを全て視聴することも不可能ではなかった。また、アニメ作品にしても1クールで完了しますから、あとから視聴してはまることもそれほど難しくなかった。
一方現代ではヒットした作品は延々と続編が供給され続けます。メディアミックスで多方面に展開もされます。その作品に既にはまっている人にとっては次々に供給があるので幸せな状態ですが、あとから興味を持った人にとっては、今からこの膨大な作品を観るのは厳しいなぁと思ってしまう。つまり、作品の供給量が参入障壁になってしまってるんですね。
既にその作品にはまっている人にとっても、供給が多いから、他の作品に手を出す余裕がなくなっていきます。結果、今ってアニメオタクという種族ではなくガルパオタクなどの特定の作品のオタクに細分化されてしまっているんじゃないかなという気がします。昔はそこまで作品世界の供給が多くなかったから、多くの作品を視聴しているアニメ全体のオタクってのが成り立っていたんだけど、現代ではそれが成り立ちにくくなってしまっているのではないかなぁという仮説を思いついたので書き出してみた次第です。もちろんツッコミどころ満載だと思いますので、ただの間違いの可能性は十分にあるとは思ってます。はい。
(2024/1/16追記)
「オタク」は狭く深い知識より広く浅い知識を求められるようになったのかもしれない→一本一万円のビデオを擦り切れるまで観たオタクとサブスクで名作を倍速視聴するオタクの違い
関連しそうなこのまとめ。元になったポストは大半が削除されてしまって、話の流れがよくわからなくなってしまいました。たしか「今どきのオタクは浅くてけしからん。昔のオタクは作品を深く鑑賞してたのに」っていうような老害ムーブだったような気はするのですが。
確かにまあ一理あるというか。コスパ/タイパ重視で倍速視聴して大量の作品を消費するような鑑賞方法は最近のような気もしますが、昔も時短ビデオとかあったしなぁ。それを話題についていくために消費してるのか、趣味として堪能してるのかの違いなのかなという気もする。
最近のテレビアニメは「今期の作品群」という感じでまとめられる風潮があって、アニメオタクはとりあえず全作品の第1話は必ず観るそうですね。そして2話以降も継続して視聴するか判断するから、どの作品も1話目に大きな見どころを持ってくるような作品作りをしているという話もあるそうです。音楽がサブスクで聴かれるようになって、前奏なくていきなりサビから始まるようになったのと似ているというか。ともあれ、そういうことを考えると、今のアニメオタクも全作品視聴はしてたりするのか。シーズン終わった後に「今期のよかった作品」みたいなニュースもあったりしますしね。
ところでtogetterの元ポストも歴史改変っぽい気がするんですよね。当時を実体験しているオタクとしては。当時だってテレビアニメは無料で視聴出来ましたからお金の心配はありませんでした。ビデオデッキ持ってないとリアタイしか出来なかったので、部活とか塾とかで観れないなんて問題はありましたけどね。OVAについても確かに1本1万円とかでそう簡単には買えませんでしたが、当時はレンタルビデオがありましたから、気になる作品は一通り借りて観るというのは問題なかったんですよ。だから元ポストのように、少数の作品だけしか観れなかったってのはないと思います。まあ、同じ時代でも地域性などいろんな要素で違いがあるでしょうから、元ポストの人の周りではそういう状況だったのかもしれませんけれども。