5段階評価って難しいよね

2022/7/9作成

口コミサイトで5段階で評価することってありますけど、この5段階ってなかなか難しいよねぇって話です。多分世の中的には散々既出だと思うので、今更かよって話ではあるんだけども。でも気にせず書きます。

商品でもお店でも、良かったか良くなかったかを5段階で評価するわけですよね。5から1のいずれかの点数を付けるわけです。でも実際にはこれほとんどが3か4になりますよねって話です。まあ、人によって基準は様々ですし、「まだ届いてないけど期待を込めて5」とか「配達員の人の態度が気にくわなかったので商品は悪くないけど1です」とか、なんだそりゃって評価下す人も世の中には居るのですけどね。

それはともかく、3または4に評価が偏る話です。学校の成績だと優・良・可・不可で採点されますが、5段階で1または2って不可に相当すると思います。お店で料理を注文して、料理が出てこなかったとか、腐ってて食べられなかったとかが不可だとすると、まず注文通りの食べられる料理が出てきたら3以上になるわけですよ。1または2がつく店がそうそうあるとは思えないし、もしもあったとしてもすぐに潰れてしまいますよね。

では3から5の評価が付くかというと、5を付けるのも難しい。5って最高点ですから、それ以上に良いモノは存在しないって意味でもありますよね。絶対にこれよりおいしい料理は存在しませんかって念押しされると、たいていの人は5を付けるのに躊躇してしまうんじゃないでしょうか。昔読んだ体操漫画で、完璧な演技をしたのに10点満点が出なくて、それは次の選手が絶対にうまいから差を付けるためにだって説明がありました。実際の体操の採点でそんなことがあるのかどうかわかりませんが、もっと良いモノがあったときのために最高点は保留しておこうという心理はありそうな気はします。

結果として、5段階で1から5点のレンジがあるのに、3または4の採点が圧倒的に多くなります。実際、多くのレビューサイトではそんな点数分布になってますよね。全部が全部絶対にそうだとは言いませんけれども。

なにが言いたいかというと、せっかくの点数レンジが有効活用されてなくてもったいないなぁってことです。別にもったいなくないって考え方もありますけどね。レビューする人が十分に多ければ、3から4の間の小数点で分布しますから、良し悪しの差はしっかりつくわけですし。