最近、スマホを再セットアップしまして。再セットアップなんで、全てのアカウントも設定し直しで、当然ながらパスワードも入力しなきゃいけません。私はパスワード管理の話という感じでパスワードを管理してまして、基本的に全てのパスワードをランダム文字列にしています。
普段はPCをメインに使っていますから、ランダム文字列を入力するのはコピペするだけです。ウェブサービスの場合、ウェブブラウザがパスワードを記憶してくれますのでコピペすら必要ありません。しかし、スマホの場合はこの方法が使えない。スマホにパスワードマネージャーを入れればいいのかもしれませんが、やっていないので全てのパスワードをソフトキーボードで入力しています。そもそも、一番最初のGoogleアカウント認証時は手入力するしかないですしね。
でですね、このパスワード入力が当然ながら面倒なんですよ。文字を一つ一つ目で追いながらソフトキーボードで入力する。英大文字や数字もランダムに入ってますから都度切り替えないといけない。物理キーボードなら手入力でもまだマシなんですが、ソフトキーボードだと大変なんですよね。あんまり大変だから、パスワードを「123456」とか「qwerty」とかにしたくなる気持ちもわからないでもない。しませんけど。でもこんだけ大変なんですから、安易なパスワードに流れてしまう人も一定数いるだろうなぁという気がします。
安易なパスワードの危険性の啓蒙はずっと行われてきていますが、ここ数年はだいぶ浸透しつつあるかなという気がしています。個人的な勝手な肌感覚ですが。ただ、それってPCでの使用が前提かなという気がします。だって、スマホではランダムパスワードの入力めんどくさいんですもん。PCでようやく強固なパスワードが普及しつつあったのに、スマホによって元の木阿弥になったりしてるんじゃないだろうか、って思ったのがこの記事を書いたきっかけです。なんら裏付け調査のある話ではなく、単なる私の思い付きなんですけどね。
まあ、スマホも無策ではないんですけどね。指紋認証や顔認証など、パスワードによらない認証も随分普及していますから、ある意味PCよりはセキュリティは強固です。突破する方法も無くは無いですけど。ただ、これらの生体認証はスマホ自体のロック解除には使えるけど、個々のアプリやサービスには使えない。そこはまあパスワードマネージャーを使うってことなんでしょうけれど、スマホにパスワードマネージャーってどれくらい普及してるんだろう。全然気にしたことがなかったから、ちょっと調べてみよう。