私の長所と上司からの見た目

2022/1/10作成

ぼんやり考えていて、自分の長所ってこれかなぁというのを思ったので書き記しておきます。普通はこういうのって就職や転職の時に考えておくんですが、いままであんまり自分の長所ってわからなかったんですよね。今更遅いって思うけど、まあ今後も転職活動はするだろうからその時に生かそうということで。

その長所というのは、トラブル調査がうまいということです。うまいと言うと語弊があるというか、どんなトラブル調査でも絶対解決してみせますなんてことは言えないんですけども。具体的には、私の職業がプログラマですので、プログラム上のトラブルつまりバグ調査ってことになります。実際、同僚がなかなか解決できなかったバグを私が引き継いで解決したということが、今まで何度もあったなぁというのもようやく思い出しました。

バグを調査して解決が出来るからといって、別に私が天才的なプログラマってことはありません。バグ調査も基本は地道なトライアンドエラーの繰り返しです。その地道な調査を実行できるだけの継続力があるというのと、もう一つはひらめきなんでしょうね。ひたすらトライアンドエラーを繰り返す中で、正解をひらめくことがあるんですね。まあ、発想力とかそういうものがもしかしたら私は人より少し優れているのかもしれないです。

この自分の長所に気づいたのと同時に、その引き起こすことにも同時に思い当たりました。それは上司からの見た目です。どういうことかというと、私ってひらめいたアイデアを片っ端から外に出してしまうんですね。それが対面でしたら口に出しますし、デスクで作業してるなら社内チャットにひたすら書きなぐります。私としては、このひらめきって企画会議のブレーンストーミングみたいなもんなんですよ。そんなことはあり得ないという思考の制約を外して、とにかく思いつくことを片っ端から吐き出してみるということをします。そもそも解決できてないバグといっても、そこには必ず原因があるはずです。そして解決できてないということは、今はみんなその原因を絶対にありえないとして可能性を排除してしまっているはずなんですね。だから、思考の縛りを外して柔軟に発想してみることが大事だと思ってます。まさに企画会議のアイデア出しと同じですね。

そうやって思考の縛りをなくして柔軟に発想した結果、何度目かのチャレンジで正解を引き当ててバグを解決します。途中の思考経過を黙っておいて解決した結果だけを周囲に知らせれば、もしかしたら私は優秀なバグ退治屋として職場で重宝されるのかもしれません。しかし、実際には私はその過程のあり得ないような荒唐無稽なアイデアも全部表に出してしまう。私の意図としては、自分の荒唐無稽なアイデアを呼び水にしてチームメンバーにも柔軟にアイデアを出して欲しいなぁと思っているのです。これもブレーンストーミングですね。でもその意図を同僚に説明したことは今までありませんでした。これは私の説明不足だな。ともあれ、同僚や上司からみると、到底あり得ないような荒唐無稽なことを次々に言い出す、ただのおかしな人に見えてしまったことでしょう。こうして分析してみると、私って相当にダメな奴ですね。

こうして周囲から変な奴と思われるとどうなるかというと、上司からの評価が下がります。面と向かって君はおかしいと言われたことは流石にありませんが、あいつは技術レベルが低いダメな奴だと思われるみたいですね。なんせ途中のアイデアには「宇宙人が深夜に忍び込んでシステムを改変してる」みたいな、とてつもないのも混じってますから。私としては思考の柔軟性を引き出すための呼び水なんですが、周囲からはただおかしなことを言う奴だなということだけが印象に残ってしまう。結果として評価がさがって、どんどん仕事上での扱いが悪くなっていくということを、転々としているどの職場でも引き起こしてきました。ああ、そうか。なんでどこの職場でも最初はいい雰囲気なのに、だんだん居心地が悪くなっていくのかようやくわかってきたな。

ということを今頃になってようやく解き明かせましたので、今後は行動を気を付けたいと思います。まる。