東京新聞:増える 書店ゼロの街 :社会(TOKYO Web)
実はうちの地元も本屋がありません。自治体の中にはあるんですが、徒歩圏内の"街"の中にはないんですね。本屋に行こうと思ったら、電車に乗ってターミナル駅まで移動しなければなりません。
一応、本好きを自認している自分としては本屋が無いのは不便なはずなんですが、実際にはそれほど不便を感じていなかったりします。というのは普段はamazonなどのネット通販を利用して本を買っているからなんですね。雑誌などはコンビニで買えますし、ターミナル駅に出かける機会だってそれなりにありますから、そういうときに本屋に寄ればいいし。まあ、つまりは本屋というのは八百屋などと違って毎日行く店ではないから、町内に無くても実はそれほど不便ではないということなんだと思うんですね。街の小さな本屋さんには申し訳ないけど。
ただ、それにしても少々驚いたのは全国の自治体の17%において書店がゼロであるということ。それって凄いことのような気がするんですが、そんなことはないですかね。今年5月の統計ということは、調査が古くて平成の大合併の影響を含んでないということはないということだし。逆に言えば、あれだけ自治体が合併しまくったのに17%において書店ゼロということが凄すぎると思います。
書店がこのまま衰退したらそれはそれで困るような気はするけど、一方で本屋さんも商売ですから利益を度外視して営業を続けるわけにもいかないし。留萌市の例ではボランティアによって店舗を維持しているようですが、それはちょっと筋が違うような気がしないでもない。ボランティアベースでやるなら、いっそNPO法人を立ち上げて書店を運営し、営利法人の書店がそのバックアップをするようなスキームが望ましいのではないだろうか。その方が行政もサポートしやすいだろうし。いっそ図書館事業と合わせて運営してしまうとか。やり方は色々ありそうな気がする。