スマホで家計簿が便利

2019/5/13作成

最近、スマホの家計簿アプリを使い始めました。 使い始めて2か月ほどたちますが、これがなかなかいい感じです。 あ、使っているのはらくな家計簿というアプリです。 今のところは課金せず、無料の機能だけを使っています。

家計簿には過去にも何度か挑戦したことがあります。 ありますと過去形で書くわけですから、当然ながら挫折したわけです。 あんまり偉そうに言えませんね。 でもそんな家計簿の付けられない怠惰な私でも、スマホの家計簿なら続けることができています。 その理由は、おそらくスマホが最も体の近くにある端末であって、支出を都度その場で入力することができるからではないかと思います。

過去の家計簿の挑戦はいずれもパソコンで管理していました。 データの入力は1日に1回か、場合によっては数日分まとめて。 その間、支出があった分のレシートは全部しっかり置いておかなければなりませんし、レシートが無い場合は金額と用途をメモしておかなければなりません。 そうして集めたレシートを数件分まとめてパソコンで入力するということを繰り返していました。

そうするとですね、入力が結構めんどくさいんですよ。 入力するためにいちいちパソコンを立ち上げて表計算ソフトを起動しなければならない。 まあ、パソコンが趣味である私にとってはパソコン自体は常時立ち上がってはいますが、それでも表計算ソフトを立ち上げないといけないという手間はあります。 何枚ものレシートを入力しますから、5分10分程度とはいえまとまった時間が必要になります。 忙しくて時間の確保が無理となると翌日以降に持ち越しです。そうするとデータ入力がさらに手間になっていき、しまいには面倒でやめてしまいということを繰り返してきました。

一方、スマホですと立ち上げる必要はありません。スマホは身近にありますので、パソコンのように置いてある場所に移動することもありません。アプリの起動もタップ一つで済みます。 そしてなによりも、支出があったその場で入力が可能であること。 これは絶対にパソコンではできない、スマホならではのメリットです。

年寄りらしく昔話をすると、1990年代にリビングの覇権をパソコンとゲーム機で争っていました。 パソコン用のOSはWindowsが勝利を収めましたが、それはオフィスでの勝利でしかない。 家庭でのパソコンは主役ではないため、覇権はまだ確定していません。 その時点ではテレビがリビングの覇権を握っていましたが、その頃のテレビは一方通行のメディアでしたので、ユーザからのリアクションを受け取ることができません。 これでは買い物すらできません。

テレビに替わってリビングの覇権を握ろうと、パソコンとゲーム機が争っていたのですね。 他にもセットトップボックスという単語もその頃はよく聞かれました。 なぜリビングの覇権を争うかというと、人々が家庭の中で過ごす時間はリビングが一番長いからですね。 一番時間が長いから、そこでの覇権を握ると、多くのビジネスチャンスが生まれると。 その考え方は間違ってはいなかったとは思うのですが、結局覇権を握ったのはリビングの端末よりもさらに身近で接触時間の長いスマホだったなぁというようなことを思います。