私もかつてダメな会議の法則なんて記事を書いたことがありますし、リンク先の記事の主張は大いに賛同するところはあるのですが、一方でそこまで全否定することもないのではないかなとも思ったりもします。ひねくれ者ですので。
一つには、働いているのは機械ではなく人ですので、そんな計算通りにはいかないということ。10人が集まって1時間会議したら10時間分の労働力が浪費されると。それは計算上は確かにそうなんだけど、では会議を廃止したら10時間分の労働がはかどるかっていうと、そんな都合のいい話はないわけでして。人は機械ではないですよねってところ。
もう一つは、会議の目的は議論して何かを決めることとは限らないということ。特にチームで働いている場合には、チーム全体の認識合わせとか温度間の統一とかはわりと重要です。一匹狼的に働いている方には理解しにくいかもしれませんが。
リンク先でこき下ろされている進捗確認会議も、そういうチームの認識合わせとしては非常に有効だったりするんですね。ほっとくと、各人がバラバラの作業をしていて、あとで統合しようとしたら全然合わなかったなんてことになりかねないし。
そういう意味では、記事の筆者が嫌いなノミニケーションとかも非常に有効な現場もあったりもするんです。最近は夜ではなくて、昼間にランチでコミュニケーションとるところも増えてきたそうですが。
ということで、会議を廃止すればいいってもんでもないではないかなというカウンターの意見をちょっと表明してみたりとか。だからって会議をひたすらやってればいいってもんでもないんですがね。物事には限度というものがありまして。それは会議をするにしてもしないにしても両方に言えることだと思います。