パーラー・コロンビア。びっくりパフェという驚きメニューで親しまれたお店です。梅田の地下の店舗があった場所は別のお店になっていたので、残念ながら閉店したのかと思っていましたが、堺筋本町に場所を移して営業していることを最近になって知りました。しかも、びっくりパフェに加えて、更に驚愕のメニューをラインナップに加えて!凄い。凄すぎる!!これは行くしかない!(※そんなことはありません
ちなみに驚愕メニューがどんな感じかというと、次のレポートが参考になるかと思います。
- 日本一巨大なパフェ、コロンビアの「富士山」完食にチャレンジ(GIGAZINE)
- アイス約8リットルを使用したコロンビアの巨大パフェ「富士山」にリベンジ(GIGAZINE)〜コロンビア突撃編〜
- アイス約8リットルを使用したコロンビアの巨大パフェ「富士山」にリベンジ(GIGAZINE)〜富士山に再登山編〜
- アイス約8リットルを使用したコロンビアの巨大パフェ「富士山」にリベンジ(GIGAZINE)〜ついに完食達成編〜
- 「大盛り8kgパフェ対決 そびえるバニラアイスは高さ40cm...(MSN産経)」(http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130306/wlf13030607010001-n1.htm)
これらのレポートにある富士山(10人前)も十分に凄いのですが、なんと富士山が最も量が少ないメニュー。この上に更にチョモランマ(20人前)、エベレスト(30人前)が控えており、そして最高峰であるスペースウォークはなんと50人前!なんですか、なんですかそれは!!
ちょうどその頃、友人と久しぶりに集まって飲みたいねという話をしてて、それならなんか変わったイベントがあるといいなぁと思っていたところでした。ならばこの驚愕メニューに挑戦してみようかと思ったのですが、集まる予定だったのは5人程度。とてもではないですが、最下級の富士山にすら到達できそうにありません。
ならば!ならば、人を集めるしかない!!(※そんな必要は全然ありません
ということで人集めです。とにかく思い当たる人にかたっぱしから声を掛けました。もうこの際友人関係がとかどうでもいいんです。とにかくなんでもいいから声掛けました。当日会ってみたら初対面という人が居ても別に構わない。この際、人数に加わってくれるなら見ず知らずの通行人でも何でもいいという具合に声を掛け捲ったのです。当初の「友人と集まって飲む」という目的は完全に失われてしまっています(※目的と手段が入れ替わるのはよくあることです
しかし、残念ながら思うように人は集まりません。かなり頑張って声をかけたのにも係らず、せいぜい10人程度。こ、これでは富士山(10人前)にしか挑戦できないではないか。それでは当たり前すぎる。当たり前すぎてはダメだ!(※そんなことは全然ありません
そんななか、一つの光明を見出します。なんと、13人でスペースウォークを完食したという記録があるというではないですか!!
ならば。ならば、俺達は10人いるならば、出来ないことはないかもしれないではないか。(※無理です
ということで、「危険な道」と「より危険な道」があったら「より危険な道」を選んでしまう私はスペースウォークを予約したのでありました(大型メニューは事前予約が必要)
このように無謀な幹事でありましたが、それをかわいそうに思ったのか当日参加してくださった方もあり、16名でスペースウォークに挑戦することになりました。集まってくださった15人のアホ勇者に感謝!
ここでですが、コロンビアでびっくりパフェを企画しようと思う人に向けていくつか情報を。
まず先ほども書きましたが、アベックパフェ以上の大型メニューの場合は事前予約が必要です。
コロンビアは日曜・祝日はお休みなのですが、予約をすれば開店してくださいます。ただし、入居しているビルが施錠されていますので、ビルの前に着いたらお店に電話して開錠していただく必要があります。なので、ばらばらに来店するのではなく、どこか近くで集まってからお店に向かうのが良いと思います。(この点で失敗しまして、あとから来た人が入店できなくて参加できませんでした)
お店自体はめちゃめちゃ広いというわけではありませんので、多人数でイベントを行う場合は座席の予約は必須です。今回は16人で開催しましたが、立ち歩くことを考えると20人程度が一つの限界かなと思います。それ以上が集まる場合は貸切予約にしないと他のお客さんにも迷惑になってしまうと思われます。
さて本題のスペースウォークです。地下2階にありますお店に入りますと、既にスペースウォークは鎮座ましましております。
でかいです。
でも、正直言って第一印象はそれほどでもありませんです。え、こんなもん?という感じがしないでもないです。
しかし、よくよく見てみると、いろいろおかしいことに気がつきます。アイスが土台になっていて、そこにケーキやフルーツがトッピングされているのですが、トッピングがミニチュアサイズではなくて、それぞれ普通サイズです。普通サイズのケーキがミニチュアに感じるということは、本体がどれだけでかいのか。更によくよく見てみると、パイナップルはどうやら一個まるごと使われているようです。ど、どんだけー。(※実際の構成はその時々で変わってくるそうです。
最初はしばしの撮影タイム。それぞれスマホやタブレットを用いて撮影しております。私はリアルタイムで確認していなかったのですが、twitterのタイムラインがスペースウォーク祭りになっていました(笑)。そして、せっかくなので挑戦前に全員で記念撮影もしたりとか。この頃はまだ余裕がありますね。
そして、いよいよアタック開始です。とにかく食う、食う、食う。食うしかありません。それしかないのです!
始まる前は「これは無理」とか「アイスそんなに好きじゃない」とか言っていた面々も、なんだかんだ言って始まったら、食う食う。なんていうか、一回に大盛りアイスくらいの分量を皿に取り分けていって、食う食う。
ここでまた少し情報を。大型メニューの場合、大きな一つの料理をみんなで取り分けて食べることになります。取り分けるときにそれぞれの口にした食器を使うと衛生面で問題あるかもなぁと思ったりもしていたのですが、当然のように取り分け用のナイフとスプーンが用意されていました。考えてみれば当たり前のことですね。失礼いたしました。
もう一つは、この取り分けのために、みんなが結構立ち歩くということです。座りっぱなしなら問題ないのですが、多人数が入れ替わり立ち代りするために、スペースが結構必要になります。今回、16人で挑戦しましたが、この人数なら特に問題ありませんでした。でも、それは貸切だったから。他にお客さんが入っていたら狭かったかもしれませんね。
それはともかく、みなさん結構な勢いで食っていきます。ちなみにスペースウォークの本体は4つのパーツからなります。下段にチョコレート、ストロベリー、抹茶のアイスが三つ並び、その上にバニラアイスが乗っかっています。なので最初はバニラから食べていくことになるのですが、そのバニラアイスは比較的調子よく消えていったように思います。それでも相当な量ですけどね。
ちなみにですが、スペースウォークは13人で完食した記録があるということですが、そのときのメンバーは男子大学生。つまり食べ盛りということでうすね。一方、今回集まったのは13人を上回る16人ですが、平均年齢は40代半ば。食べ盛りはとうに過ぎた上に、血糖値やコレステロールなどにそれぞれ問題を抱えている体だったりもしますが(笑)、そんなメンバーにしては健闘していると言えるのではないでしょうか!(※どうでもいいです。
さて、下段のチョコレート、ストロベリー、抹茶に突入してしばらくしたあたりで、だんだんみなの手と口が止まってきます。下段に突入したといったら半分超えたみたいですが、実際には四分の一を食べたに過ぎないのですけどね(笑)。ともかく、ここまで1時間ほど経過。みなの手が止まってきます。口も止まってきます。食べるほうだけではなく、しゃべるほうも。奇妙な静寂というか沈黙が広がります。
俺達の力はここまでなのか。スペースウォークの前に跪くしかないのか!ああ!!
ちなみにですが、スペースウォークは23リットルのアイスクリームを使用しているとされています。前述の通り、4つのパーツからなっていますから、おそらく一つのパーツが6リットルあるのでしょう。上段のバニラは上部が丸く削られていますので、その分を1リットル差し引いて、合計23リットルということだと思われます。
一方、我々参加者は16人。単純計算で一人1.5リットルを食さなければなりません。普通のカップアイスはせいぜい100ミリリットル程度です。スーパーに行けば500ミリリットルとか1リットルのでっかいカップアイスが売ってますが、あれは普通は一人で一度に食べるものではありません。にもかかわらず、今回は一人一度にそれ以上の量を食べないといけないのです。なんという過酷な挑戦であろうことか(※決めたのはあなたです
この時点での私の気持ちとしては、正直「もう食えん」というところです。お腹はアイスでいっぱいですが、気持ち的には胃の中だけではなく食道くらいまでアイスで埋め尽くされている気分です。もっと食べなければということで、スプーンを口に近づけるのですが、それ以上近づけるのを体全体が拒否してしまいます。おそらく、みんな同じような気持ちだったのではないかと思います。
それでも、ぽつりぽつりと食べ進めていき、かなり減ってきました。ここまでくればあと少しというように思えます。実際、食べ初めの頃のペースであれば、あっという間に食べつくされた程度の量でしょう。しかし!しかし、我々は既に20リットル以上のアイスを倒してきたあとなのです。なのに、まだこれだけの量が残っているなんて理不尽だ(※繰り返しますが、決めたのはあなたです
そして、ついにフィナーレです。みなの献身的な努力のおかげで、ついに、ついに完食するときがやってきたのです!素晴らしい!生きててよかった(※どんだけ安い人生やねん
食べ始めから約2時間。ついに我々はスペースウォークを倒すことが出来ました。正直、みんなの血糖値が心配です。誰も昏倒したりしないよな。そんなおっさんばっかりの集まりですが、それでもスペースウォークを完食することが出来たのです。まだまだ若いものには負けません(※発言が完全におっさんです
さて、最後にもう少し情報といいますか。
いつもというわけではないのかもしれませんが、今回マスターから口直しとして乾き物の差し入れをいただきました。アイスばっかり食べてすっかり甘くなった口には、この辛味はとてもおいしゅうございました。しかし、それを食べてもまたアイスに向かっていく勇気はわいてきませんでしたが(だめじゃん)。
大量のアイスを食べるので、途中で体が冷えてくるのが問題という話を事前に聞いていました。なので、今回携帯カイロを持って行ったりしたのですが、意外と寒くて辛かったという人は居ませんでした。まあ、たまたまなのかもしれませんが。挑戦する方は、携帯カイロは持っておいたほうがいいと思います。また、大型メニューを注文すると、ドリンクが一杯200円で飲めます。なので、体が冷えて困ったらホットドリンクを遠慮なく注文するのがよいと思います。
ということで、おっさんの集まりによるアホな挑戦の記録でございました。