GTDことはじめ(その3)

2014/2/7作成

GTDを始めたといいつつ、相変わらず本格運用には程遠い状態にあったりしますが、現状報告というか、今困っていることをいくつか書き出しておきます。

一つは、GTDにおいて「やること」ではなく「やらないこと」を定義するにはどうしたらいいんだろうかということ。例えばですが、毎週ジャンプを買うというタスクがあったとします。でも、惰性で買っているだけだから、もう買うのはやめようと決めたとします。GTDでは全てのタスクは書き出してあることになっていますから、タスクから「ジャンプを買う」という項目を消せば、もう二度とジャンプを買うことはありません。原則はそうです。でも、タスクは思いついたら追加することになっています。「そういえば今週まだジャンプ買ってなかったっけ」と思い出して、タスクに追加してしまうかもしれません。そうすると、ジャンプをまた買ってしまうかもしれません。これではジャンプを買うのを辞めたことにはなりません。「ジャンプを買わない」というタスクを追加すればいいかもしれませんが、ではやらないことを全てリスト化していくのは、なんだか「べからず集」を作っているようで、非常に後ろ向きな気持ちになってしまいそうです。

もう一つは、GTDのタスクには基本的には優先順位がないことによる問題です。優先順位がありませんから、次に何をするかはアクションに分類してあるタスクから適当なものを選ぶことになります。タスク増加速度を処理速度が上回っているなら一応問題はありませんが、処理速度が間に合わなくなるとタスクがどんどん増えていってしまうことになります。そうすると、重要で優先度の高いタスクが積みあがったままになってしまったりということが起こりかねません。レビューで見直して優先度の低いタスクをプロジェクトに一旦逃がすというような運用もありかもしれませんが、レビューの頻度はそれほど高くないことになっていますので、機動的には対応できないような気がします。また、タスクのうちのどれに手をつけるかの決まりはないわけですから、やはりアクションのなかでもやりやすいものから手をつけることになりがちです。日々、ライトな雑用は発生しますから、気がついたら雑用ばっかりで本業は全然付けられていないということになったりしませんかね。ていうか、私はそれに近しい状況になってしまっています。

また、GTDにはスケジュールの概念も基本的にありません。将来の日付になったら起動するカレンダーはありますが、締め切りはありません。このタスクはいつまでにこなさなければならないということは明記しておかないと締め切りのあるタスクの場合は困ったことになりかねません。