C言語の需要は続くか

2012/1/29作成

なんとなくですが、C言語の需要って当面続くんじゃないかなぁと思ったりしてみました。過去の言語と言われることの多いCOBOLが現在でもまだ需要があるように。言語自身というか、その言語を扱えるプログラマの需要といいますか。

理由の一つは、高級アセンブラとしてのC言語のポジションは他の言語では替えが効きにくいということです。OSのカーネルであったりデバイスドライバであったり、環境制約の厳しい組み込み用途であったりとかでは、まだC言語が主流のような気がします。C言語以外で、このポジションにある言語でメジャーなものはあまり無いように思います。C言語の後継の一つと言われるC++は、逆にJavaやC#で代替が利いてしまうために短命に終わってしまうのかなという気がします。

二つ目の理由は、既にC言語で開発してしまったプロジェクトのメンテナンス需要です。そんな古いプログラムはとっとと全部捨ててしまってリプレースがかけられればいいのですが、それが簡単に出来るようなら2000年問題とか起こらなかったわけですから、現実的ではありませんね。C言語が一時代を築いてしまった以上、過去のプロジェクト遺産は膨大であり、それが全てリプレースされるまでC言語の需要は無くならないということになります。

三つ目の理由は、新人さんがC言語を学習しないということです。今時の専門学校とかで入門に教えられるのはJavaでしょう。社会的にもJavaの方が需要が大きいですから、それは理にかなったことだと思います。

二番目と三番目の理由はCOBOLが現在でも使われている理由とも重なりますね。そういう意味で「COBOLの様にC言語プログラマの需要が残る」というように予測しています。もちろん、未来永劫使い続けられるというわけではありません。まあせいぜい10年20年程度の近未来において、まだC言語はそこそこの需要が残るのではないかというだけの話です。

ちなみに、COBOLに関しては新人が学ばないため、プロジェクトが発足すると結構年配の人が呼び寄せられたりするそうです。これから高齢になっていく自分にとって、そういう状況が発生するのであれば、むしろ食いはぐれがなくていいなぁと嬉しく思ったりもします。

あ、念のために書いておきますが、別に業界の隅々まで知り尽くして書いているわけではありません。適当に自分の知っている範囲と想像で書いただけの話で、信憑性はかけらもないと思っていただいたほうがよろしいかと思います。ただ、自分がそう思ったから書き留めただけのことですので。