馬鹿とテレビとAmebaと

2009/12/22作成

生越さんのtwitterから

馬鹿に迎合するってのは、「今日」は金になるけど、いずれ飽きられる。馬鹿でさえも、いつまでも馬鹿にされていたら、それに気がつく。

— おごちゃん / Baron (@ogochan) 2009年12月21日

テレビに未来があまりないのと同じ理由で、Amebaには未来がない気がする。でも、今日一番売れるのもAmebaって気もする。

— おごちゃん / Baron (@ogochan) 2009年12月21日

・馬鹿について

馬鹿も学習して馬鹿でなくなることはあるけれど、いつまでも馬鹿のままの人もいるし、新たに生産される馬鹿もいる。だから馬鹿は常に存在し続けるし、馬鹿に迎合する商売も成り立ち続けるのではないだろうか。大儲けは出来なくなるかもしれないけど。

・テレビの未来について

テレビに未来は無いのだろうか。ま、"未来のなさ"の定義にもよるけれど。完全にテレビという存在が消えうせるのを言うのか、それとも第一級のマスコミの座から転落するのを言うかとか。

それはさておき、テレビの未来について。ネットを見てると「テレビ観なくなった」という意見はよく見かけるし、現実にテレビの視聴率は下落しているようだし(定量的なデータが欲しいところだけど)、たしかにテレビは凋落してはいるのだろう。でも、その理由は生越さんが言うように「みんなが馬鹿でなくなったから」なんだろうか。もっと複合的な理由で、ってのはそれは当たり前の話なんだけど、個人的な感覚としては、不況→広告費削減→制作費減少→内容劣化という流れが一番大きな理由ではないかなぁと思っているんだけど、どうなんだろう。昔のテレビはそれほど素晴らしい番組を作っていたかというと、それもちょっと疑問ではあるんだけど。

・Amebaの未来について

Amebaとか楽天とか、ネットのリテラシーの高い人からは嫌われているけれど、現実に最も多くの支持を集めているのはこれらの企業なんだよね。なんか、スーツ対ギークの議論のような気がする。スーツはギークの知らない大衆に迎合する秘訣を知ってるんだよ、きっと。ギークはそんな秘訣の存在自体を否定してかかるから、それが見えないんだよ、きっと。