4月8日
天候:曇り→雨(気分的には豪雨(^^;)
慌ただしく準備をし、いろいろ足りないこともあるかもしれないながらいざとなれば現地で調達すればいいやというノリで、ようやく念願の日本一周ツーリングに出発。とはいいつつ、いろいろしていると出発出来たのは昼もだいぶ回った午後3時だったのですが(^^;
天候はあいにくの雲り。ま、半年晴れの日ばかりではないやと、そこは開き直って出発します。ルートは全く決めていないのですが、まず行く所は知り合いが足を折って入院している京都の病院です。ツーリングに出かける前に一度見舞いに行くと言ってたのが、ばたばたしていて結局ぎりぎりになるまで行けてませんでした。ということで、行き掛けによるという事にしました。
出発するときは小雨がぱらつくという程度だったのですが、途中大阪を通っている間に激しい雨(^^)。油断してカッパを着ていなかった私はおかげでずぶぬれ。結局病院に着いたときには前進びしょ濡れでとてもお見舞いに来た人には見えない。おまけに着くなりあいさつもそこそこに、荷物から着替えを出して、濡れたジーンズを病院の乾燥機にかけだす始末。
結局なんだかんだ言って病院を出ることができたのは夜の8時頃。この時点でようやくツーリングのルートを淡路、四国方面にとることを決める。4月5日に開通したての明石大橋も通ることが出来るますし。しかし、出発した自宅が神戸。京都の病院を訪ねて、再び明石に向かうのですから、よく考えるとずいぶん無駄なルートを通ってますね。よく考えなくてもそうだけど。
で、ようやく明石大橋のたもとにある神戸の舞子に着いたのは夜の11時頃。どうせなら明るい間に橋を通りたいので、今日はここで野宿する事に。(自分の住んでいる地元でわざわざ野宿するのも、物好きというかなんというか(^^;)
- 本日の行動
- 神戸(自宅)→京都→神戸(舞子)
- 走行距離
- 162km
- 使用金額
- 1200円
4月9日
天候:雨(やっぱり豪雨)
舞子で起きてみると、前日の夜にはほとんどやんでいた雨が再び降っている。いやーな現実から目をそらしたくて1時間ほど寝て起きてみるとやっぱり雨。何度かそんな事を繰り返しているうちに11時になっても雨がやみそうにないので仕方なく出発。
開通直後の明石大橋を通ってみるが…キリー！霧霧霧。何も見えません。世界最長だろうがなんだろうが、橋なのか海の上を通ったのか、それすら何も見えずに、単に有料道路を通っただけで終わってしまった明石大橋。うーん、どうもツーリングに出かけると雨に祟られることが多いような気がするのだが…私。
大橋を渡ったところに淡路S.Aがあるので入って休憩。ここは変わっていて上りと下りのS.Aを自由に行き来出来たりする。おまけにUターンも可。これはもしかしてすごく安く明石大橋を渡れるんではないかと期待したのだが世の中そんなに甘くなくて、S.Aの間にしっかり検札所があるのであった。当たり前か…。
結局この日は雨がやみそうにないので、早めに走り終わりにすることにする。こういう雨の日は、屋根のある所にテントを張るのが便利なのだが、そうそう都合のいい場所が簡単に見つかるものでもない。結局うろちょろした結果北淡町の江崎というところのパーキングエリアにする。なんか、昨日にもまして行動距離が短いなー。
- 本日の行動
- 神戸(舞子)→淡路(北淡町)
- 走行距離
- 50km
- 使用金額
- 3882円
4月10日
天候:快晴
前日の天気予報の通り、天気は快晴。ツーリング3日目にしてようやく晴れました。
バイクを走らせて、まずは野島断層保存館を訪ねます。1995年に起きた阪神・淡路大震災は、私自身は当時大阪に住んでいたため被害はありませんでした。しかし、神戸に住んでいた両親は家が全壊してしまいました。そんなこともあり、私にとってもあの地震はまだまだ忘れられるものではありません。その地震の生き証人が保存されているとあっては、やはり一目見ておきたいです。
野島断層は、単なる地割れではなく断層そのものが地面にあらわれています。保存館ではそれを100m以上の区間にわたって、上から建物で覆ってしまって丸ごと保存してしまうという、ある意味「無茶な」ものです。アスファルトの地割れや断層が動いた後など、ある意味生々しいものを順路に従って見ていって最後の所にあったのは、断層の断面図(笑)。要は、地面を縦に掘って断層を横から見る事が出来るようになっているのです。これはなかなか意表を突かれた上に非常に分かりやすかったです。でも、岩はともかく土をあんなに綺麗な断面にして掘り出す技術って凄いな、と全然別のところでも感心してしまいました。
さて、少々汚い話しですが、ツーリングに出発してから今まで風呂に全然入っていません。さすがに気持ち悪くなってきたので、地図で温泉を探してみたところ少し内陸に入った所にあるみたいなので、そちらを目指して走ります。山の中のセンターラインの無い狭い道をしばらく走った所で、ブラインドになっていた左カーブに差し掛かったら、正面からトラックがあらわれるではないですか!!避けるスペースはあるかを一瞬探しましたが、結局はほとんどなすすべも無く正面から衝突。気が付いたら私は顔面から血を流しながら地面に転がってました。
幸いな事に、トラックの運転手はそのまま逃げる様な人ではなかった為、すぐに警察と救急車を呼んでくれました。先に警察が到着したので現場検証を始めたのですが自分が倒れているのに合わせて人型にチョークで書くのは、ちょっと気分良くないですね。まるで死体になったかの様です(^^)。
その後救急車が到着。そのまま病院に運ばれました。怪我は、割れた眼鏡のレンズで右目のまぶたなどを数箇所切った以外は、何ヶ所か打撲しただけで済みました。正面衝突という事故のパターンからすれば、恐らく驚異的に軽い怪我という事になるでしょう。実際、眼球にはほとんど損傷しませんでしたし、脳などにも出血は全くありませんでした。
とはいえ、右目周囲の傷はそれなりに大きいものですし、なによりまぶたが腫れてしまっているので右目が見えません。当然バイクにも乗れる状態ではありません。
こうして、日本一周ツーリングは3日目にして意外な形で中断する事になってしまいました。
- 本日の行動
- 淡路(北淡町)→神戸(自宅)
- 走行距離
- 19km
- 使用金額
- 500円
