マネーゲームとは

2012/5/16作成

このブログのタイトルにしている「マネーゲーム」ですが、さてところでマネーゲームって何なんでしょうか。自分でもてきとー(^^)にタイトルに付けていていまいちよく分かってなかったりするので、改めて調べてみました。

まずウィキペディアの「マネーゲーム」によりますと「お金を使ったゲームのこと」と定義されています。なんか「そのままやんけー」と突っ込みを入れたくもなりますが、まあ実際定義しようとしたらそう書かざるを得ないのかもしれません。しかし、これではコイントスだってマネーゲームの範疇に入ってしまいますので、もうちょっとなんとかしないといけませんね。

定義に続く説明文では「一般的には株取引(信用取引を含む)や先物取引、外国為替証拠金取引などの投機的な商取引を、ギャンブルと区別する意味で「マネーゲーム」と呼ぶ。投機を参照。」とあります。まあ、このあたりは私も大体把握していたところで、要するに「投資」ではない「投機」をマネーゲームと呼ぶと説明しています。投資も投機もお金を増やすのを目的としていることには違いがありませんが、投資は投資対象の成長に期待して比較的長期に行われるのに対して、投機では成長への期待は関係なく単に儲かるかどうかが基準にされ、また期間も短く場合によっては数秒単位で行われるというところでしょうか。

ただ、私のイメージしていた「マネーゲーム」は、タイトル下の説明でも書いているように、バブル景気華やかな頃に言われていた言葉のイメージで、その頃は投資も含めてマネーゲームと言っていたような気がします。バブル景気の象徴といえばなんと言ってもNTT株で、この株を購入するためにそれこそ普段投資に縁のなかった下町のおかみさんまでが群がって応募していました。そして119万円で公開されたNTT株は最高318万円まで上昇しました。その様子に人々が酔いしれた様が、まさにマネーゲームではないかと私は思うのです。

ウィキペディアの続く説明では「プロスポーツにおいては、選手を獲得するために行う契約金や年俸の競争を「マネーゲーム」と呼ぶ。」ともあります。なるほど、確かにプロスポーツのオフシーズンには選手の移籍をめぐって億単位のお金の話が飛び交いますね。これは確かにマネーゲームと言えると思います。

こうして「マネーゲーム」について色々考えていて思うのですが、「マネーゲーム」は確かに「マネーを使ったゲーム」という意味なんですが、この「マネー」はともかく「ゲーム」という言葉がいまいちかなという気がします。「ゲーム」は一般に日本語では「遊び」と訳されるわけですが、これまで説明してきたことはいずれも「遊び」というイメージではありません。もっと真剣なものです。(もちろん「遊び」だって真剣な遊びもあるんですが、それはここではおいておくとして)。多分、英語で「game」というのはもっと広範な意味を持っているんじゃないでしょうか。ルールがあってプレーヤーが参加して競争するものは全て「game」の範疇に入るような感じかな。それに相当する、いい訳語が日本語にないのが「マネーゲーム」という言葉をいまいち意味不明にしてしまっている要因のような気がします。

ですので、結論として「マネーゲーム」とは「お金を使って行うゲームである。ただし、この場合のゲームは遊びの範疇とは限らない」ということになるのかなと思います。