はじめに
自営業をはじめて自分で帳簿をつける必要ができたのをきっかけに、簿記の勉強をすることにしました。ただ勉強するだけだと面白くありませんし、せっかくなので簿記検定でも受けてみるかと軽く思いついたのが2002年の夏頃の話。以後、簿記検定2級に合格するまでのお話をだらだらと綴ってみました。
参考書で独学
まずはじめたのは参考書を買ってきての独学。この時点では簿記検定3級に合格すればいいやと思っていましたし、聞きかじりの知識で3級はそれほど難しくないとも聞いていましたので、正直簿記をなめてました。参考書で独学でも十分だろうと。
まじめに勉強すれば独学で3級に合格するのもそれほど難しくないのかもしれませんが、私の場合勉強しなかった。初めての簿記検定試験の前日にようやく参考書を開く始末(^^)。1日では貸借の原理や取引、仕分け、P/L、B/Sといったごく基礎的な概念を理解するのが精一杯。これで合格できたら逆にすごい。102回(2002年11月)に受けた簿記検定試験は当然に散々な出来で、以後103回(2003年2月)107回(2004年6月)と合計3回受験しましたが、点数はいずれも30点から50点程度と悲惨なものでした。
ここまで試験を受けて感じたのは、問題にまったく手も足もでないと言うわけではないけれど、2時間という限られた試験時間のなかで鉛筆と電卓で計算を行って問題を解くには訓練が必要だなということ。参考書で原理を理解しただけでは、業務での記帳はともかく検定試験に合格するのは難しいなということでした。実際、この時点で本業の記帳は会計ソフトを使って自分でこなしていましたから。
簿記の学校
参考書だけでは簿記検定の合格は難しい。問題を解く練習をしなければと思いましたが、自力でそれをするのはなかなか大変。普段の生活の中で自発的に勉強時間を確保するのは難しいです。そこで、半強制的に自分を勉強させるために簿記の学校に通うことにしました。といっても、仕事が忙しいだのなんだのと自分に言い訳ばっかりして、実際に通いはじめられたのは2006年春のこと。
この学校では3級のコースは週2回の授業を計14回つまり7週間で行い、6月の検定試験を受けることになります。平日は仕事がありますので日曜に2回まとめて授業を行うクラスにしました。ちなみに1回は2時間ですので、日曜日は朝から夕方まで簿記一色になります。少々しんどいけど、週1日だけのことだからなんとかなるかなぁと考えていたのですが、初回の授業でその考えが甘いことを思い知らされました。なんと宿題があるのです。授業ではテキストを使うだけで、復習となる問題集解きは全部宿題。しかも、これがかなり膨大な量。
確かに、問題をたくさん解かなきゃというのは私が考えていたことと一致するんですが、それが宿題になるとは。授業の2時間では時間が足りんのはそうだろうけれど。結局、平日も勉強することになってしまいました。昼間はやっぱり仕事がありますので、必然的に勉強時間は夜。自宅ではなかなか勉強できないので、近所のファミレスで深夜に勉強です。宿題の量が多い日などは明け方くらいまでやっていたこともあります。
最終の13回、14回の授業があった日は、夕方に授業が終わった後に模擬試験。ま、私が入ったのは試験直前のクールだったんでスケジュールがきつめで、本当はもうちょっと余裕があるんでしょうけれど。それにしても、この日はまさに朝から晩まで簿記漬けの一日でした。
模擬試験の結果は90点。簿記検定試験は70点以上で合格ですので一応合格圏には届きました。これまで独学の結果が散々だったことを考えると、十分な成果です。さすが学校に通っただけはありました。が、こう言うと傲慢かもしれませんが自分としてはこの点数は不満足でした。実は、学校に通うにあたって100点での合格を目標にしていたんです。70点で検定試験自体は合格ですが、それだと3割も間違えたことになります。自分としては、せっかく学校に通って勉強するのだから100点を取れるレベルまで理解を深めたいと考えたからです。模擬試験の内容については、全然分からなくて間違えたのではなく、どちらかというとケアレスミスではあったのですが、それでも間違えたのは悔しいです。
簿記検定3級【試験】
2006年6月11日。いよいよ本番の簿記検定試験。この回は三分法ではない商品勘定を使った珍しいタイプの問題が出て少々めんくらいましたけど、なんとか時間内で解けました。簿記検定試験が終わって解答速報で答え合わせをすると、一応全問合っていそう。あとは書き間違いさえなければなんとかなるかなぁと思いながら結果の出るのを待ちます。
そして、28日。簿記の学校での団体受験でしたので結果は学校でわかります。電話で問い合わせてみると、無事100点。ほっとしました。2001年から挑戦していた簿記検定3級にようやく合格です。
簿記検定2級【工業簿記】
正直いって、私がやっている仕事の記帳では簿記検定3級レベルの知識があれば十分なんですが、どうせ勉強するなら簿記検定2級くらいまでとってしまおうかと思いまして、引き続き2級に挑戦することにしました。
2級からは3級までの商業簿記に加えて新たに工業簿記が入ってきます。工業簿記ってなんじゃらほい。工場などの製造業で使われる簿記ということですが、ひらたく言ってしまうと原価計算。実際、2級の工業簿記では、ひたすらいろんな種類の原価計算をやることになります。
商業簿記はまだ私にとって身近な取引ですが、工業簿記はあまり考えたこともなかった世界。かなり戸惑いもありましたが、自分が知らなかった世界のことを知るのは、それはそれで楽しいですね。工業簿記は2級から登場するということもあり、多分レベルとしてもそれほど難しくなかったんだろうと思いますし。
ちなみに、工業簿記の授業から平日のクラスに変えました。1日に2コマはやっぱりしんどいのと、日曜が一日つぶれてしまうと家族と過ごす時間がなくなってしまうからです。が、平日だと当然ながら仕事に差し障りが出てくる。自営業ですので時間の自由が効くとはいえ、絶対的な時間に余裕があるわけではなし。宿題は相変わらずファミレスですし。3級と同じく、週2回、7週の授業を受けました。
簿記検定2級【商業簿記】
簿記検定3級に続いて2級にも当然商業簿記もあります。3級の簿記検定試験で100点を取ったので、それなりに自信をもって臨んだ2級商業簿記ですが、けっこうダメダメでした。間に工業簿記を挟んだので約3カ月ぶりなんで、忘れてる。また、3級に比べると格段にレベルが高い。それに勘定科目多すぎ。覚えきれんちゅうに。レベルが上がったのに伴って、問題集であまりいい点数が取れなくなってきたというのもモチベーションに響きました。いくらこの時点では点数は関係ないとはいえ、点数はモチベーションに直結します。やっぱり、どんなことでも点数が悪いよりはいいほうが気分もいい。
また、正直言って飽きてきたというのもあります。春から授業が始まったわけですが、この時点で季節は秋。半年間ずっと簿記の勉強をしてきたわけです。仕事や家庭にもしわ寄せがずっといっているわけですし。やっぱり、社会人になって仕事をしながら勉強をするのは大変だなと思います。
商業簿記も週2コマを7週間。つまり、2級は3級の2倍のボリュームがあるわけですね。ちなみに、受けるつもりはありませんが、1級はさらに倍の授業ボリュームだそうです。そんなん、仕事しながらじゃ無理。
簿記検定2級【答案練習、模擬試験、過去問題】
3級のときは試験直前のクールだったんで答案練習はなかったんですが、2級では少し早いクラスだったので答案練習があります。試験本番とほぼ同じ形式の問題を2時間で解く練習が計4回。点数は70点台とまあそれなり。
工業簿記、商業簿記という順で授業を受けたので、工業簿記が2カ月前のこと状態でかなり忘れていてどうなるかと心配だったんですが、思ったよりは覚えてました。
3級に続いて2級でもできれば100点という気持ちもあったんですが、この時点ではちょっと無理かなと思ってました。絶対不可能とは思いませんでしたが、2級は3級に比べてかなり範囲が広いので、その全てをカバーするのは相当に勉強時間を確保しなければならないでしょう。
また、3級のときと同じく本場一週間前には模擬試験もありました。今度は授業の後になんて無茶なスケジュールではありませんでしたけど。こちらも点数はそれなりで72点。が、採点ミスがあって実は64点でした。模擬試験のあとの解答解説で先生が「ちょっと問題のレベルが高すぎた」と仰っていたのですが、それでも合格点に達しなかったのはちょっとショックでしたね。
とはいえ、今更ここで諦めるわけにはいきません。せめて合格はしたいので、試験までは毎日過去問に取り組みました。ここで、2級の勉強を始めてようやく100点を取りました。と言っても実は大したことでなく、答案練習の問題は過去問の変形だったんで、一度解いた問題だったんですね。それでも100点という結果にはちょっと嬉しくて、もしかして2級でも100点取れるかもと自信にもなりました。って、感情の波が激しいですねぇ。
簿記検定2級【試験】
いよいよ簿記検定2級の試験当日です。
第1問の仕訳でいきなり悩ましい問題が続いたけど、その後はわりとさくさく。第3問の清算表の問題ではいくつか引っ掛けポイントがあったけど難なくわかったし。工業簿記は仕訳と損益分岐点計算。計算量が少ないから時間短く解けた。ということでトータル1時間ほどで解答完了。一通り見直して、あとは答え合わせのために解答を書き写し。一応、ちゃんとできたつもりなので100点取れるかなと期待せんでもない。
出口のところで解答速報を受け取って早速チェック。第1問の仕訳で間違いが三つ。一つは確実にミス。二つは速報の解答に疑問がないでもない。でも、あとでチェックした他の資格学校の速報でもそうなっているから、多分そっちが正解なんだろうねぇ。うーむ。残りは全部合ってるから88点ということか。一応合格圏内ではあるけれど、ちょっと悔しいなぁ。
12月6日の合格発表日。学校に電話で結果を問い合わせたところ、無事合格。よかった。ただ点数は78点。一体何を間違えたんだろうか。つーか、結構危ない結果やったやん。
3級に比べれば悔いの残る結果ではあるけれど、それでも合格は合格。春から続いた簿記の勉強は、ひとまずこれで終了しました。
簿記を勉強して
たかが簿記検定2級に合格した程度の私が簿記を語るのはおこがましいのですが、とりあえず現時点で思う簿記とはこういうものというところを少し。
簿記の原理的な話としては、極論すると貸借と期間割当てに尽きるんじゃないでしょうか。原理自体はこの二つしかなくて、簿記の勉強とは実際の数々の取引がこの二つにどのように当てはめられていくかを覚えていくことなんではないかと思います。
貸借は全ての取引を借方と貸方に割り振るという考え方。簿記を勉強しだしてしばらくは機械的に覚えていたんですが、あるときふとこれは結構すごい考え方だなと気がつきました。複式簿記以前となると単式簿記すなわち現金出納帳などになるのですが、単式簿記には非常に使い辛い点があります。それは一つの帳簿で一つの資産しか扱えないこと。銀行口座があれば銀行出納帳を別に用意しなければなりません。銀行口座から現金を引き出す取引を記帳するのに別々の帳簿に記帳しなければならず、記帳ミスが発生しやすくなります。しかし、複式簿記ではこんな問題は発生しません。一つの仕訳帳で全ての勘定科目を取り扱うことができます。これに気がついたときは結構感動しました。独学のときの参考書にも学校のテキストにもこんな話は全然出てきません。こういう、複式簿記が何の役に立つのか、どのような点で優れているのかなんて話を最初の方に少しでも話してもらえると、学習者にとって学習意欲がわきやすくなっていいんじゃないかと思います。
次に期間割当て。取引の中には商品を売った買ったといったような、瞬間を対象にしたものもありますが、1年分の費用をまとめ払いしただとか、10年使う備品を買っただとかと、ある程度長期間を対象にしたものもあります。こういった取引を対象期間にならす処理ですね。見越し、繰延べの他に減価償却や引当金なども相当します。こちらも日常的には出てこない感覚なので、慣れるまでには少し時間がかかりました。簿記を勉強するまでは減価償却なんて単に税金をいっぱい取るためのものかと思っていましたが、実はそうではないんですね。粉飾決算だとか追徴課税だとかがよくニュースになっています。簿記を学習するまでは利益なんて唯一絶対の値があると思っていましたが、実は考え方次第でかなり幅をもたせることができるんだなと理解しました。
ここまで簿記のどちらかというといい話ばかり書いてきましたが、もちろんいい話ばかりではありません。といって悪いとまではいかないのですが。
まず、簿記の対象とするのは取引の分析、記帳から決算書を作るところまで。そこまでです。決算書から何を読み取るかという話は、少なくとも簿記検定2級までの授業では出てきませんでした。ですので、簿記の技能は経理担当者には必要ですが、経営者とか投資家といった人にはあまり役に立ちません。もちろん知っていれば決算書を読み取るのに役に立ちますが、それだけのために簿記を勉強するのは労力に見合わないと思います。
また、まだまだ古い概念が数多く残っているというのも感じました。私自身は自分の仕事で当座預金口座を持ってないので手形や小切手を使ったことがないのですが、まあこれらを古いと言い切ってしまうのはまだちょっと早いでしょうか。しかし、これだけ銀行ネットワークが発達したわけですから、小切手や手形の需要は今後減っていくと思うんですが。特に手形のうちでも為替手形や裏書手形は早くに無くなっていくんじゃないでしょうか。また、会計ソフトが一般的に使われるようになった時代において、転記だとか試算表、精算表はどこまで意味があるのでしょうか。会計ソフトを使えばボタン一発で決算書まで作ってくれます。その過程の仕組みを知るという意味では一度は手計算でやってみる価値もあるでしょうが、学習時間の大半を電卓叩きに費やすというのは疑問にも思えます。もっとも、会計ソフトが中小企業も含めて一般に使われるようになったのはせいぜいこの10年のこと。それ以前は電卓だけですし、年配の経理担当者のなかには「算盤が使えないと経理マンとは言えん」と言われた世代の方なんてのも、まだまだたくさん居ることでしょう。今後、変わっていくんではないかと思います。
これは簿記自体というよりは参考書や学校の問題かもしれませんが、なぜか徹頭徹尾方程式が出てきません。方程式を使えば簡単に公式一つにまとめられそうな話を、場合ごとに計算手順を暗記していくという学習方式になっています。方程式は中学で習うので、簿記を学習する人なら全員知っているという前提でもいいと思うのですが。数学が苦手だった人でも学習できるようにという配慮なんでしょうか。
勉強していて意外だったのは、現実の制度にかなり即した内容になっていることです。なんとなく、時代や制度にとらわれない汎用的な内容を学習するのかと思っていたのですが、そうではないんですね。私は2006年の春から秋にかけて勉強しましたが、この年に新会社法が施行されました。ですので、翌年からは学習内容にもかなり変更が入るそうです。あんまり以前に簿記検定に合格したなんて人のなかには、今では使い物にならない知識の人もいるかもしれませんね。
いろいろ書きましたが、最後にまとめると、研究職や専門的な技能職などの人を除いたビジネスに携わる全ての人にとってやっぱり簿記は必須の知識ではないかと思います。特に営業だとか管理職だとかの人にとって。だって、簿記を理解していないと、極端な話ひとつの取引が利益をどれくらい生み出すのか、逆に損害を出してしまうのかなんてことが把握できないわけですから。外資系を中心とした企業で昇進するにはTOEICで何点以上が必要なんて話がよく言われます。確かに英語も大事だとは思いますが、簿記も多分大事だと思います。TOEICと共に日商簿記3級程度も必須にする会社があってもいいのかもしれません。
目標は100点
簿記を勉強するにあたって100点での合格を目標にしました。結果は3級こそ100点でしたが、2級は78点とかなり不本意な結果でした。また、3級は100点を取ったとはいえ、目標とする100点までには到達することはできなかったです。
日商簿記検定の合格点は70点ですから、わざわざ100点を取らなくても70点ギリギリであっても合格には違いがありません。履歴書には立派に簿記検定と書くことができます。資格を取得するのが目標であれば全く問題ありません。実際、資格マニアの人などは効率よく勉強するために合格点ギリギリを狙った勉強を心がけるそうです。しかし、目標が資格を取ることではなく簿記自体の勉強と理解だった場合、3割間違えたというのは少々心もとないような気がします。
簿記についてある程度勉強して理解していても、一発勝負の試験では問題の偏りから当日の体調など様々な要因によって同じ人でも点数にばらつきが出ます。70点を取った人が次回の試験では60点しか取れないかもしれませんし、80点取るかもしれません。とはいえ、70点取る人が0点になるという極端なことはないでしょう。この点数の幅を±20点と仮定してみるとします。平均して70点取る人は試験によっては50点から90点になるということです。
平均して50点の人は30点から70点を取る可能性があります。最も調子がいいと合格ですね。逆に、平均して80点の人は100点のときもあれば60点のときもあって不合格かもしれない。不条理な気もしますが、たった2時間の試験で理解度を計ろうとするわけですから、多少の誤差が出るのは仕方がないところです。
平均して90点の理解度まで進めば、最低でも70点が取れますから何度試験を受けても合格になります。平均して100点だと、上限も100点なので上方向には幅がなくなり、80点から100点。かなりの高得点ですが、まだ間違えてますね。もし仮に平均120点というのがあるとすると、下方向にぶれても100点。つまり常に100点満点になります。私が理想とした100点というのは実はこのレベルでした。かなり高い理想ではありますが、勉強して完全に理解したと言えるのは、実はこのレベルではないかと思います。
資格取得の勉強時間
どこで見たのか忘れましたが、各種の資格を取るために必要な平均勉強時間がある程度わかっているそうです。一番勉強時間が掛かるのは当然ながら難易度の高い司法試験や公認会計士試験で数千時間だったと思います。それより下の士業で1000時間から2000時間くらい。私の専門分野である情報処理などは数百時間だったかな。簿記検定2級や3級は一番短くて100時間か200時間程度だったでしょうか。
これを見たとき、100時間程度で合格レベルに達するなんて簡単な資格だなぁと思いました。だって丸4日勉強すれば合格できるんですからね。が、実際には100時間と言えども勉強時間を確保するのは容易ではありませんでした。
私は簿記の勉強をするにあたって資格学校に通ったのですが、ここでは週に2時間の授業が2回あります。授業以外に宿題が授業と同じくらいか長いくらい掛かりますので、少し多めに週10時間としましょうか。3級は7週間、2級は14週間ですので、それぞれ70時間と140時間ということになり、上記の平均勉強時間に大体一致します。
丸4日もしくは8日と思いましたが、実際にそれを行うのは正直かなり苦しかったです。週10時間の勉強時間を確保するために、仕事や家庭にかなりのしわ寄せがいきました。多分フルタイムで働きながら確保できる勉強時間として週10時間はかなり限界に近いと思います。残業ゼロにして家庭も完全に犠牲にしたとしても週20時間確保できるかどうか。そして、私の簿記の場合でその生活を5カ月続けたわけです。これ以上続けたら仕事か家庭のどちらかが崩壊していたかもしれません。もうこれ以上は無理。
たった100時間200時間の資格勉強でもこれです。1000時間の資格を取ろうと思ったら2年間続けるわけで、ちょっと考えられません。ありきたりの結論ですが、学生のころにもっと勉強しておけばよかったなぁと思います。