シューズマスターのシューズセミナーに行ってきました。
行って聴いて本当によかった。知識としては、シューズマスターのブログを読んである程度理解していたつもりだったけど、やっぱりテキストだけでは伝わらない情報がある。それを直接聴けてよかった。そして、自分の認識の甘さも思い知らされた。精進しなければ。
ということで、今日勉強したことを備忘のためにかいつまんで書いておきます。斜体の部分は自分なりに付け加えたところなので、必ずしもシューズマスターの意見とは合ってないかもしれませんのでご注意を。
- ロスを削って減らしていくことが競技。競技志向でないとしても、ロスは負荷となって故障に繋がるのでファンランナーでもロス削減は大事。
- ランナーにとってシューズは最も大切なアイテム。科学的トレーニングが市民ランナーにも広く取り入れられるようになったのに、肝心のシューズが「なんとなく」「見た目」で選ばれているのはおかしい。
- シューズ選びの第一はまず自分の足のサイズを正確に知ること。と言ってもランニング専門店にあるような測定器具は不要。単純に物差しで踵からつま先までの長さを測ればいいだけ。重要なのは椅子に座って測ること。立って測定すると足のアーチが落ちてサイズがアップしてしまう。ちなみに私の足を測ってみると25.8cmでした。素足でしたのでソックスの分を足して26cmがサイズということ。
- 足のサイズが分かったら、基本はそのサイズそのままのシューズを選択して問題ない。間違っても店員に勧められるままにワンサイズ・ツーサイズ大きめを選んではいけない。そのように勧めるのは店員に知識がないから。更に言うと、ワンサイズかツーサイズ小さめ、幅もスリムから履き始めるべし。当然足に合わないが、そのフィット感を感じながらサイズを順に大きくすれば、自分にぴったり合ったシューズを選び出すことが出来る。間違っても大きなサイズから履き始めないこと。当然、シューズによってはサイズも微妙に違いますから、足のサイズそのままのシューズを選ぶのではなく、必ず試し履きをして選ぶこと。
- 足のサイズはずっと同じではない。現代人はアーチが落ちて足が大きくなっている傾向があるが、トレーニングを積んでアーチが戻ってくればサイズが小さくなることもある。なので、時々サイズを測りなおすべし。
- シューズに初心者用、ベテラン用の区別は無い。ただ単にターゲットとなるペースがあるだけ。レースで速く走るときはレース用のシューズを、練習でLSDならそのペースに合わせたシューズを履く。間違ってもレース用シューズでトレーニングしてはいけない。
- シューズフィッティングでは、ほとんどの参加者の方が大きめのサイズをルーズに履いておられた(私はランニングシューズを今は持っていないので参加しなかった)。こういう状態をシューズマスターは「長靴」と評しておられたが、確かに大きなシューズをルーズに履いていれば、シューズの中で足が固定されてなくて動いてしまい、まるで長靴のようになるだろう。長靴を履いてランニングを行う人は居ないとは思うが、そういう状態の人が非常に多いとシューズマスターは仰っていた。
- シューズは足にフィットさせて初めて機能する。なのでシューズの履き方はとても大事。しかし、この履き方なんだけど、ウェブや画像で説明されてもほんとに分からない。しかし、シューズマスターにフィッティングしてもらうと、まるで魔法に掛かったような履き心地の違いに感動する(私は以前ボディバランス測定会でフィッティングしてもらったことがある)。この感覚を体験するだけでも十分に参加する価値はあると思う。
- 人間の体は基本的に楽をしようとする。楽をするとは、使いやすくて強い筋肉だけを使おうとするということ。そうすると楽だけど、伸びない。しんどい、苦しいことをするのがトレーニング。
というようなところまでは、私も基本としては知っていたところなんだけど、改めて説明していただいてより理解できて、今までのいい加減だったところを再認識しているところです。
ここからはよく知らなかった靴底診断。シューズマスター曰く「靴底の減り方はデータの詰まった宝の山」だそうです。確かに言われてみればその通りだ。自分のランニングの蓄積は一番は靴底に現れるだろう。これを見逃す手はない。ということで、診断の方法を教えていただいたので、自分の靴底を自己診断してみる。ただし、私は現状ランニングできてなくてランニングシューズを持っていないので、普段履きのシューズで診断ですけれど。でも、このシューズで毎日二万歩歩いているので、傾向としてはある程度つかめると思う。もちろん、ランニングになったらまた変わるだろうけれど、とりあえず現状把握ということで写真を撮ってみました。
まず素人でも分かること。靴底減りすぎ(笑)。アウターソールがほとんど抜けかけです。そりゃそうか。毎日歩いているからなぁ。アッパーがそれほどへたってなかったのでまだ履けるかと思っていたのですが、これはもうゴミですな(^^)。新しいシューズを買ってこよう。
で、肝心の靴底診断。まず踵の左右の減りの差。比較的差は小さいように思うけれど、強いて言えば右の減りの方が大きいか。左足(軸足)の方が大きいのが自然ということなので、ちょっと右半身に無理が掛かっているということか。そういえば歩いていると右の腰の辺りが少し痛いんだよね。ということで修正していきましょう。
前足部は中心と外側が少し減っている。踵の減りからするとそれほどの減りではないかな。次のシューズと比較して検討かな。
蹴り出し部。これも踵に比べれはそれほど減ってないかな。これも次のシューズと比較してみよう。