棄権しようかとも思ったけど、せっかく申し込んだんだし、最悪救護車に乗るのも覚悟した上で東京・荒川市民マラソンにさぶちゃんと一緒に出場してきました。
スタート地点はゼッケン番号順にブロックに区切られています。どうも事前の自己申告タイムに基づいてゼッケン番号がふられているようで、私のスタート地点は最後尾(^^)。おまけに着替えに手間取ったこともあり、スタート地点に向かって歩いている間に号砲が鳴り、なんだかぐだぐだなスタートになってしまいました。
最後尾スタートだったということもあり、スタート直後から渋滞に巻き込まれることもなく、スムーズにスタートすることができました。去年のホノルルマラソンではスタート後の渋滞で消耗したことを考えると非常にありがたい。
ペースはキロ7分くらいにちょっとゆっくりめ。でもこれくらいが今の私にとっては精一杯のペースでもあるのよな。
東京・荒川市民マラソンではエイドステーションが充実しています。なんせ全部で15箇所もあるんですから。だからスタート直後からエイドステーションがあり、しかも給水だけではなく補食としてパンやバナナも置いてある。基本的に補給は全部受けるのをポリシーにしている私はエイドステーションごとに何か食べて飲んでしてました。おかげでお腹がすいて困るということは全くありませんでした。
順調に走って折り返し点に到着。タイムは2時間30分くらい。ここまで綺麗にキロ7分のペースを維持できています。さて、こっから先は走ったこと無い未知のゾーン。なんせこれまでの最長走行距離は去年のホノルルの25km程度なんですから。とりあえず25kmまでは走ろうと思い、なんとかたどり着く。この辺りでずっと並走してもらっていたさぶちゃんに置いていかれたこともあり、だいぶ気持ちが切れそうになる。なんとか「まだ限界じゃない」と自分を励ましながら走るんだけど、だんだんその鼓舞する間隔が短くなって、どんどん苦しくなってくる。この辺りになってくると、回りにも歩いている人が多数になってくるから、それも誘惑になるのよね。結局、32km地点あたりで限界にきて、歩き出してしまう。あーあ。ちなみにタイムはこの時点で4時間くらい。あと全行程を歩いても6時間は切れるかな。なら自己ベストは更新できそうかも。
しばらく歩いていたら、先に行っていたさぶちゃんを発見。膝が限界にきて、歩くのも辛そうな様子。しばらくさぶちゃんと並行して歩く。もちろん、途中にあるエイドステーションは全制覇しながら。ただ、折り返し点付近のエイドステーションのいくつかでは物資が枯渇して補給を受けられなかったところがあった。この辺り、どれくらいの物資を用意するかってのは難しい問題だとは思うけど、補給が受けられないとなると精神的にも結構ガックリくるのでちょっと残念ではあった。何より怖かったのは、これから先のエイドステーションも全部物資不足になっていたらどうしようと思ったことだけど、それは杞憂でした。途中からはまた物資が豊富にあって、しっかり補給がうけられました。30km過ぎにある荒川名物シャーベットもしっかり頂きました。
救護所があったので、膝が痛いさぶちゃんとそこで別れて、残り5km付近から再び走りはじめる。残り全部を走れるかどうか不安ではあったけど、なんとか走りきることが出来てゴール。タイムはグロスで5時間59分。ネットで5時間41分でした。結果的に自己記録を大幅に更新できたし、途中の5km以外はほぼ全ての行程を走れたわけで、事前の完走できるだろうかという心配からすると出来すぎのレース結果になりました。