谷川真理ハーフマラソンを走ってきました。距離はもちろんハーフです。いや、もちろんってことはないんですけどね。
最寄り駅の赤羽駅から会場までの歩道が人であふれるくらいの物凄い参加者の数。いったい何人居るんだろう。公式サイトによると、ハーフマラソンの参加者は1万人と設定されているそうだけど、それ以上に居たような感じがする。
これだけの人数になるとスタートも大変になるんだけど、今回はウェーブスタートという方式が採られていました。私は初めてなんだけど、要するにゼッケンで最初にグループを分けておいて、グループごとにスタート時間をずらすという方法。なるほど、確かにこれなら混雑も緩和されますね。レースとして考えるとちょっと緊張感が殺がれますが、ほとんどの参加者にとっては他人との競争よりも自分との競争が大事ですから、これでいいのかもしれません。そして、ウェーブスタートに加えてさらにA/Bの二つのグループに分かれてコースも別になっているという念の入れよう。これでだいぶ分散されてスムーズにスタートできるかと思いきや、それでもやっぱりスタート直後は混雑するという。まあ、これはどうしようもないですかね。
ちなみに私は第3グループでBコースでした。スタートは最終の10時半。第1グループとは30分の差。この30分の差は、折り返してくるランナーがとても早いというところに現れてきたりします。ちょっとびっくりしたりとか。
そしていよいよ私のスタート。混雑がいやなので、最後尾からのんびりスタートします。まあどうせ遅いから後ろからでいいんですけどね。そして最初の1kmのタイムは7分半。って、これはちょっと遅すぎか。速すぎるよりはいいんですけど。
その後は大体キロ6分のペースで落ち着いて、10km地点で1時間2分。まあまあいいペースかな。ただ、ここでちょっとトラブル発生。左膝に軽い痛みが。うーん、そりゃ痛むよな。ここまであまりまともにトレーニングしていないし体重も全然減ってないし。むしろ膝が痛まない方がおかしい。故障してもいやだからここでリタイアしようかなとも思ったんだけど、せっかく来たんだからいけるところまで行ってみようと思い、だましだまし走り続けてみました。
その後は膝が悪化することはなく、なんとか走り続けられて16km地点で1時間40分。残り5kmを35分で走れば2時間15分という自分の設定したひとつの壁を越えることができる。しかし、ここからの5kmを35分はきついよなぁと思いつつ、気持ちペースを上げてみる。疲労でペースダウンしていたところなんで、結局はキロ6分のペースを維持しただけではあるんですが。
それでもキロ6分ペースを維持できたということは、2時間10分でゴールできるかもしれないということ。残り1kmくらいの地点でギリギリ2時間10分を切れるかもというタイミングになったのでさらにペースをアップ。ゴール寸前でもラストスパートをかけて、手元計時で2時間9分47秒!おおー、2時間10分切った。すごいぞ、>自分。
いや、実際のところハーフを2時間10分というのは世間的にはそんな大したタイムではないんだけど、私にとっては大したタイム。なんせ自己ベストだ。これまでのベストはMIKANマラソンでの2時間12分。昔の話だけどね。もっとも、MIKANマラソンは大変な峠越えがあるのに対して、谷川真理ハーフマラソンの荒川河川敷コースはひたすらフラットなので比較するのはなんなんだけど、ともあれ結果のタイムとしてはベストであるということには違いない。正直、まともにトレーニングしてないし減量もできていない状態でベストが出たのはなんでなのか自分でもよくわからないんですが、とりあえずは喜んでおきますか。よかったよかった。
そのほか、谷川真理ハーフマラソンについてちょこっと。
事前受付方式でゼッケンと計測チップは郵送されてきます。なので当日は受付する必要はありません。会場に到着して着替えてスタートラインに並べばそれでOKです。
給水は5km、10km、15kmの3箇所。多いとは言えないけれど、不足しているかというとそれほどでもないかな。人によるかもしれませんが。水に加えてスポーツドリンクもありましたので、その点はgood。
ちょっと注意が必要なのはスタート地点とゴール地点が違うこと。折り返してきてスタート地点を通過してその先にゴールがあります。スタート地点がゴールだと思ってそこで走るのをやめてしまった人もいたとか。あとゴール地点付近の通行人整理が十分ではないので、コースを横切る人が多数いたのはちょっと気になる。一人二人ならともかく、通行人の間をぬってゴールしなければならないのはかなり危険。
ゴール後の補給はスポーツドリンクとアミノ酸粉末。おしぼりがあったのは珍しいですね。そのあとにチップと交換で完走賞のTシャツとカレンダーをいただいて終了。
ちょっと不満だったのは、参加者の数に対して更衣室が狭いこと。かなりの混雑になっていました。しかし、今まで更衣室が広々していた大会って記憶にないんですよねぇ。運営者にとっては、あまり重視していないポイントなんでしょうか。