働き方三種類

2007/2/14作成

働くには三つの方法があり、その分類には二つの軸があると思います。一つの軸は雇われるか雇われないか。もう一つは雇うか雇わないか。言葉で書くと少し分かりにくいので、具体的に説明します。

第一は雇われて雇わない働き方。サラリーマンをはじめ、パートやアルバイトを含め、世の中の大半の人がそうですね。雇用主に雇用され、その指示に従って働く働き方です。職種によっては自分で考えて行動する部分が多い場合もありますが、それとて結局は雇用主から与えれた裁量の範囲が大きいだけで同じことです。この働き方の最大のメリットは、指示に従っている限り最終的な責任をとらなくていいということです。仕事で失敗して会社に数億円の損害を与えたとしても、全く責任をとらなくていいんです。この働き方は一番リスクの少ない働き方と言えます。その分収入は少なくなりますけど。

第二は雇われなくて雇う働き方。要は雇用主、社長です。社長も株主に雇われているとも言えるんですが、それはちょっと観点が違うのでここでは触れません。人を雇い、その人たちに指示を出して働かせます。自分で仕事の全てを決めていいので非常に自由でやりがいがあります。第一の働き方と逆で、最終的な責任を全て負わなければなりません。それも、自分の失敗だけではなく部下の失敗も含めて。ある意味一番リスクの大きい働き方です。その分収入はかなり高くなります。

第三は雇われなくて雇わない働き方。個人営業、フリーランスなどです。フリーランスでもアシスタントを雇っている場合は第二の働き方になってしまいます。決定権は全て自分にあるけど責任もとらなければならないという意味では第二の働き方と同じですが、部下が居ませんので他人の責任までとる必要はありません。中くらいのリスクですので、収入も一般的には第一と第二のあいだくらいになりますが、そうでない場合も多々あります。

2×2で4通りですから、第四として雇われて雇うという働き方があるはずですが一般にはありえないでしょうか。思いつくのは子会社の社長くらいかな。あったとしてもレアケースですので、除外しても構わないと思います。

もちろん、この三つの働き方のそれぞれにメリット・デメリットがあり、どれが一番優れているとは言えません。各人が自分に合っていると思い、やりたいと思う働き方を選ぶわけです。私の場合は第三が自分に向いていると思いましたので、この働き方を選びました。